Wednesday, February 17, 2016

今日はProAgeインタビュー初の男性です。
後藤けいぞうさん。
旅が好きな旅人です。
ひとりでどこへでも出かけて行きます。
男手一つで息子のけんちゃんを育て、今はオトコ二人で時々一緒に旅をしたりもしています。
二人は、わたしのオレゴンの家にも遊びに来てくれました。
わたしは後藤家の方々と時々会って旅の話をするのが大好きです。
そんなけいぞうさんのインタビューをどうぞ。
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*ご自分のことを簡単に紹介してください。
けいぞうさん:現在無職、趣味は旅・写真です。
世界のいろいろな所に一人旅をして、素晴らしい景色に感動し、その感動を写真に撮りたいと思っています。
一人でのんびりと気ままな旅は自由で楽しいですが、困ることも多々あります。でも現地の人の親切に接し感謝しながら旅をしてます。
*おいくつですか? 
けいぞうさん:今度のエイプリルフールで69歳。
*心身共に変化を感じた時期はありますか?
けいぞうさん:3回あります。
*あったとしたら、いつ、どんな変化ですか?
けいぞうさん:1、25歳の時肝炎で2ヶ月間入院し、26歳の時3ヶ月間、27歳の時6ヶ月間と3年続けて入院しました。高校・大学受験、就職などすべて順調にいっていた日々で初めての苦労でした。入院中私がいなくても会社の仕事は問題なく進んでおり(少しは問題があったかもしれない 笑)、組織の中の自分のあり方を見つめ直しました。また病室から見る花の美しさに気付き、季節の移ろいなど自然を初めてゆっくりと眺めました。その後、会社中心から自分中心の人生を大事に考える様になりました。同時に始めた玄米菜食は3年間続け、健康を取り戻しました。
2、60歳を前に体調が悪くなり、仕事を続けられるか、仕事を辞めた後の生活はどうなるか不安になりました。
60歳のときに母が亡くなったこともあり、生活不安より体調の回復を一番に考え仕事をやめました。日本各地に車中泊の旅を始め、日本列島をほぼ一周しました。その後海外へ気ままな1ヶ月間の一人旅を始めました。
3、2011年3月11日 東日本大震災の時、友達と月1回の食べ歩きで東京にいました。
午後9時ごろにすべての交通機関の停止が決まりました。
結局自宅まで30キロ以上歩いて帰ろうと歩き始めました(その時息子との絆を感じたアナザーストリーもあります)。
道路に人があふれ、車は渋滞で全然動かず、消防車・救急車などの緊急車両も動けず考えられない光景を目にしました。
ある意味で近代化された東京の街が完全にマヒしたことは、近代文化の脆さを感じた。自然との共存が大事と感じました。
          
*ProAge(今の自分を楽しんで生きる)という考え方について、感じることを話してください。
けいぞうさん:自分自身のために自由に時間を使えることは本当に贅沢だと思います。
外国に1カ月間旅ができるのも時間が自由になるからだと思います。旅行中は、ちょっとの冒険を心がけています。固定観念からちょっとはみ出すと、新しい発見と楽しさがあります。
*ライフワーク、人生の中で自分の仕事だと思うことはなんでしょう。
けいぞうさん:個人的なことですが、他人に迷惑をかけず自分自身が楽しむことにより、
身近な人に少しでも楽しさが伝染すればいいと思います。
*暮らしの中で好きな瞬間は?
けいぞうさん:朝食の時、好きな音楽を聴き、自分でドリップしたコーヒーを自分で作ったマグで飲んでいる時。
ジムでヨガのレッスンを受けている時、ストレッチすると体の硬い自分が少しずつ柔らかくなる感じがします。
*あなたが素敵だな、と思う人を教えてください。どういったところが素敵と思うかも、教えてください。
けいぞうさん:映画「世界最速のインディアン」主人公バート・マンロー。
年をとっても自分の夢を追い求めている。
トラブルにもめげず前向きに生きているところ。
ニュージーランドの最南端の町インバーカーギルに住んでいながら、遠いアメリカで行われている大会で世界最速記録に挑戦する気持ちになったところ。





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