Saturday, October 24, 2015

アメリカへやってきて何度か大きなクリアリングをしましたが、そんな時にいつも思うのは、「この国にやってきた時はスーツケースひとつだったじゃない。またあの時に戻ろう。」ということでした。
一番大きなクリアリングは、オレゴンからハワイ島へ移るときだったと思います。
家ひとつを丸ごとガラージセールでほとんど処分しました。
今手元にあるのは、箱3つくらいです。

ほとんど処分しよう、と決めた時に、The Vision Walkerの旅で訪ねたパタゴニアの木乃実ちゃん夫婦の暮らしを想ったりしました。
旅を続けて理想の土地を見つけ、そこに手作りでアースバッグの家を作った彼らの暮らしは、お皿3枚、フォーク3本、のようなほんとうにシンプルなものでした。
わたしは多分、そういうシンプルさをいつも求めているのだと思っています。
またうつくしい場所を作るという楽しみもいいものです。
(木乃実ちゃんのインタビュー:http://www.thevisionwalker.com

そんなわけで、ほとんどすべてを手放したわたしはまた作り始める準備をしています。
ただひとつ、オレゴンに残してきた、友人の木工職人がわたしのデザインで作ってくれた机だけが、また手元に置きたいと思うひとつかな。
友人たちと家を借りて住み始めた息子が使っているのをLINEで見た日から、シミだらけにされるんじゃないかと気が気ではありません。笑



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