Monday, January 11, 2016

ProAgeインタビュー、今日は北野あつこさん。
わたしは彼女のことをバンビと呼んでいますが、バンビは大阪を拠点に「千の雫プロジェクト」を主宰する、すごく行動的で元気な女性です。
2008年には、わたしたちが主宰していたBe Greenと臨死体験から宇宙の仕組みを説いている木内鶴彦さんのコラボイベントを開催してくれたりと、人をまとめるチカラのあるパワフルなバンビ。
そんなバンビのお話です。
どうぞ。
□ □ □

*ご自分のことを簡単に紹介してください。
あつこさん:「千の雫プロジェクト」という、ひとりNGO主宰しています。
http://www.a.zaq.jp/sennosizuku/
会費も会則も組織のカタチも何もなく、
未来の地球に受け継ぎたいと思う何かを、
発信、実践、分かち合たい仲間たちによる、
志しのプロジェクトです。
2011年頃から「大阪手作り酵素の会」として、
春と秋の2回、季節の酵素ジュースの作り方を
お伝えしています。
また1年半ほど前に、松の樹液と水から出来た、
生分解98%のオーガニック洗剤「松の力」と出会い、
関西で拡げたいと思い、販売を手掛けています。
1年前に、夫の介護が始まり、時間も制限されるので
今はほとんどその2つの仕事に集約されてきています。
家族は夫と猫2匹&犬1匹。
そして、結婚して独立した息子がふたり、
どちらも近所に住んでいます。
それぞれに男女2人ずつ、合計4人の孫がいます。

*おいくつですか?
あつこさん:1957年12月10日生まれ。58才です。
 
*心身共に変化を感じた時期はありますか?
あったとしたら、いつ、どんな変化ですか?
あつこさん:結婚や出産という事実上の変化以外に、
個人的進化と言えるような転機は3回かな。
(更年期と呼べるような時期は無かったと思います。)
1度めは、1993年。ある個人的体験を通して、
目に映る世界に深く深く奥行が出来たことを実感しました。
今までいかに表面的なことしか見えていなかったのかと
驚愕し、それまでの世界観が大きく深く塗り替えられた
一大変化の時でした。
本来の自分が「花開いた」最初の時かも。
2度目は、2010年の末。
その前の数年間の、もんもんと模索を続けてた日々から、
突如抜け出せるような、「ひらめき」が起きた時です。
以来、今のシゴトにすべて繋がってます。
3度目は2014年12月。夫が脳梗塞で倒れた時。
処置に時間がかかり、死も覚悟した長い時間を経て、
なんとか生命を救ってもらったのが12/10、
私の57回目の誕生日でした。
まるで生まれ変わりの誕生日でした。
結婚して32年。
何度も「別れてやる~」と思い続けてきた夫を、
初めて心から大切に思えるようになり、
これまた初めて、深い信頼関係が生まれました。
息子たち家族とも絆がぎゅっと集束してきた気がします。
夫は右片麻痺、失語症、高次機能障害もあり
割と高度な障害が残ってしまいました。
24時間一緒にいる介護生活は大変なことはもちろん
たくさんあるけれど、不思議と今この時を、
「神様にもらった一番大事な時間」と思えています。

*ProAge(今の自分を楽しんで生きる)という考え方について、感じることを話してください。
あつこさん:「今の自分を楽しんで生きる」ための魔法はたぶん無くて、あらゆる体験を通して、そこに行き着くのかも知れません。
「今の自分が楽しめない」のは、たぶん
未来に対する不安とか、過去のトラウマとか、
過剰な欲とか、余分な心配とか、深い執着とか、、、
そんな感情にいっぱい時間を使ってるからですよね。
過去は自分もそうだったと思います。
そのループから抜け出すには、
不安や恐怖がよぎったら、頭をブルブル振って消してしまう!笑
そして、明るく幸せな、こう在りたいと願う未来を想像する。
それを気づいた時に繰り返すだけで、
必ず、思い描いた未来を創造出来ると思っています。
想像イコール創造だから。
私はそうやって、時を重ねてきました。笑
過去のあらゆるみっともない体験などを経て、
今を楽しむことや、意識的に「幸せで在る」ことは
たった一度の人生を生きてゆく上で最も大事な
「前提」、になっていました。
なので、1年前突然夫が障害者になり、
思いもよらず介護生活が始まって、
外から見たら大変そうに見える日々でも、
決して不幸だと思っていないのです。
逆に、だからこそ気づけた幸せや感謝の想いも沢山。
今この状況から始まる新しい未来をいっぱい描くし、
願う通りに創造してゆこうと思っています。
ごく最近、ブログにそんなことを書いています。
よかったら覗いてみてくださいね。
http://atstheway.blog102.fc2.com/blog-entry-596.html

*ライフワーク、人生の中で自分の仕事だと思うことはなんでしょう。
あつこさん:どんなシゴトや活動をしていても、
その体験や想いを、表現すること。発信すること。
文章を書くこと。
誰に言われたわけでもないのに、
ただ好きでずっと続けていることでもあります。
そういうのが、きっと本来の自分の特質。
ひとりの人間としてのシゴトであり、
ライフワークなんだと思います。
自分を取り巻くささやかな世界で、
それが継続出来ればいいなと思います。

*暮らしの中で好きな瞬間は?
あつこさん:道端にピカピカの草花を見つけた時や
山の中で赤や青の可愛い実を見つけた時。
森の中や川のほとりで、鳥の声を聴いたり、
風の音や草の匂いを感じたりしている時。
家族みんなが揃って、楽しい会話が弾む時。

*あなたが素敵だな、と思う人を教えてください。
どういったところが素敵と思うかも、教えてください。
あつこさん:具体的な人物って思い浮かばないけれど、
自分の軌道に沿って、ブレずに生きている人は素敵です。
そして、ただ「人生楽しい!」だけじゃなくて、
明晰な思考をちゃんと持っている人。
目の前の生活のことだけじゃなく、
世界で起きている悲しいことや理不尽なことにも
深い洞察があり、自分の想いを語れる人。
それはつまり、世界も自分のことと想える人ってことです。
あこがれるのは、田舎の古い農家のおばあちゃんとか。
朝早くから畑に出て家族の野菜を育てたり、
季節ごとの色んな保存食が作れたり、
薬草や植物を使った手当法などもたくさん知ってて、
昔からのそういう叡智を次世代に受け継ぐことが出来る、
そんなおばあちゃん。
上記全部をひっくりめたような
イカしたばーちゃんになるのが夢です!
以上です。終わります!
最後まで読んでくださった人がいたらありがとう!



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