Sunday, January 31, 2016

今日のProAgeインタビュー#10は、龍見ひろみさん(チンマイ)です。
チンマイという 愛称は、神、女神は全てに偏在するという意味で インドのアンマに頂いたものだそうで、彼女そのもの。
2008年にイベントのため、彼女が主宰される「アムリタ」を訪れたのがきっかけで、チンマイと知り合うことができました。
静かで凛としたうつくしさが印象的です。
そんなチンマイのお話をどうぞ。

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*ご自分のことを簡単に紹介してください。
チンマイ:大阪府は 千早赤阪村にある金剛山の麓で、《 薬草茶庵 アムリタ 》という古民家 ゲストハウス&茶店を やっています。築90年近い この家に出会った時、
「山の養生ハウス」の様なイメージがあり始めました。 一日一組限定で(1名~5名様まで)宿泊出来ます。お一人さまも 大歓迎です
ゆっくり 自分の時間を過ごして欲しいです。
オプションで、聖地案内として 天河神社や高野山、伊勢神宮、熊野と、紀伊半島を巡るコースも有ります。ご一緒させて頂き 毎回 一期一会な旅ーこれからも続けて行きたいですね。
日本て ええとこ。そして奥深い。
春には 野草を摘んでお茶にしたり(8種類以上)ドクダミの季節には ドクダミ茶、ドクダミジュース 軟膏や染め物など。身近な野草で 暮らしを楽しんでいます。
他にも 山ヨガのグループの人が来たり、
半断食合宿や 山菜料理教室など、ここの
自然とリズムが合う♪ そんな利用をして下さると 嬉しいですね。金剛山も目の前ですから。
今は というか冬は お休みして 充電期間中。というか冬眠中。。笑♪
また春4月から、オープンします。
よもぎ餅作ったり 季節に合ったお茶を淹れて、 土日茶店やってると思います。

*おいくつですか?
チンマイ:1958年 6月29日生まれ。58才です。

*心身共に変化を感じた時期はありますか?
あったとしたら、いつ、どんな変化ですか?
チンマイ:そうですね。今から振り返ると 一番最初の大きな変化は、私が32才の時でした。
1989年(平成元年)に アリゾナ州ーネィティブアメリカンのホピ族と呼ばれる人々の精神性に触れたときでした。
きっかけは、一冊の本との出会いでした。
ー「 ネィティブ マインド 」( 地湧社 刊。北山耕平 著)
丁度その頃、スピリチュアルな本のブームも来ていて 同じ出版社から シャーリーマクレーン(女優)が書いた 「 アウトオンアリム 」とかも出た頃です。
当時、3才と1才の子育て真っ最中の普通の主婦である私にとって、ホピの人々に会う旅は 本当にミラクルで、そしてそれ以降も 影響を与え続けてくれることとなりました。
変化の次は 44才の時。母親が69才で亡くなりました。母は ずっと身勝手な父に ひたすら寄り添ってきた優しい人でした。
26才までの 私の人生、進学、就職、結婚と、全て父の思い通りだったので 母が先に亡くなった時、「 これからは、私が女性として 母の分も幸せに生きる 」思いがグーンと湧いてきました。自由に羽ばたいていいんだぁー♪
スイッチオン!みたいな。今では 良くも悪くも~笑 の思い出ですが。
そして3つ目が 10年ほど前。
コミュニティレストラン、といっても町の小さなカフェで 日替わりランチを作っていました。一年半程して 体調を崩してしまい、
これからの一人暮らしをどうするか?考えている時に 沖縄に行きました。
頭の中では 病院に行かないとヤバイ!と思いつつ 心の中では もっと違う 癒しを求めていたのです。それまでは 知らなかった
「 久高島 」に ある人のすすめで行くことになり そこで出逢った自然と 人。体験そのものが、今の古民家 ー薬草茶庵 アムリタへの扉を開いてくれました。
今も 聖地案内や 野草をテーマにやっていますが そんなストーリーからです。

*ProAge(今の自分を楽しんで生きる)という考え方について、感じることを話してください。
チンマイ:世界には いろんな楽しみ方があるんでしょうけれど、今の私には 季節と共に 自分も巡っていることが 楽しいのです。
よもぎの新芽を見つけたよ~で よもぎ団子作ったり、新茶が出来たから 一緒に飲んで
香りや味を楽しむ、とかね。。。
千早赤阪村に来て 自然のギフトをいっぱい頂いて 暮らしています。
それも一緒に喜び、味わってくれる家族や 親しい人々がいると もっと楽しくなります。
野草茶作り、手作り酵素、餅つきなどはそう思いますね。
反面、一人で自然の中で過ごす時間も大切にしたいと思います。

*ライフワーク、人生の中で自分の仕事だと思うことはなんでしょう。
*暮らしの中で好きな瞬間は?
チンマイ:シンプルに 「 お茶を楽しむ時間って いいなぁ~」と思います。
本当に喉が乾けば お水で充分ですよね。
でも、急須に茶葉を入れ、沸かしたお湯を注ぎ、お茶を頂きます。なぜか、心も落ち着きます。ペットボトルのお茶しか知らない若い人も増えている様ですからね。お茶の文化は大切にしたいと思います。茶葉は現代では、いろんな選択があり、今日は 何にしようか? 決めるのも楽しい。私の場合は、
自分で作った 野草茶もあれば、煎茶、ほうじ茶 香りのいいハーブティー、紅茶、体調に応じて 選んでみたり。また、季節の和菓子にあわせて、お抹茶を点てたりと。。。その日や季節、お客さんにも合わせて楽しんでいます。
日本の茶道では、お茶をもてなすのに、炭を起こし 湧き水で湯を沸かし 床の間には季節の花が一輪。。。相手をもてなす心に すべて自然の要素が織り込まれていますね。
茶器は土からですし、茶せんは竹からという風に。空間も含めて 凄くトータルなもの。
手入れされた庭の苔にも、日本に生まれてよかったなぁと思う瞬間があります。
そこに 美しさを感じたり、そんな空間では、自然に感謝が湧いてきて 素直に有り難いなぁと感じる。家の佇まいが美しいのは、人の思いが 鏡のように反映されて 隅々にゆき渡っている そんな所にも
奥ゆかしい 日本の良さを感じるのです。
ライフワークとして 続けて行きたい聖地案内も、神社に限らず 素晴らしい日本の感性豊かな場所を訪ね、お茶を愛し これからも いろんな出逢いー人と自然が織りなす時間を 楽しんでゆきたいですね。

*あなたが素敵だな、と思う人を教えてください。どういったところが素敵と思うかも、教えてください。
チンマイ:私の周囲には 素敵だなぁ~と感じる女性が有り難いことに いっぱいいらっしゃいますが、ここで 紹介したい人 は お二人 お顔が浮かびましたが、
そのひとりは、ミナルさん(川西宏子)です。
浦安の舞や、神社での奉納の舞い、新しくオリジナルなアースダンスという ダンスワークショップに 参加させて頂いたことも有ります。
自然体で しなやかな動きも とても美しい 女性としても アーティストとしても これからの表現 、舞いを楽しみにしています。

薬草茶庵 アムリタ
www.amrta-chihaya.com


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